【1歳0ヶ月の川崎病】3日目*川崎病の確定診断

2020年3月5日木曜日

医療 川崎病

t f B! P L

Day3 午後 大学病院での診察

12:00 川崎病との確定診断

小児内科の診察室へ。
先生はふゆくんの顔、皮膚を見てすぐに

👨‍⚕️「うん、川崎病で確定」

この時点でふゆくんに出ていた川崎病の症状は次の通り。

川崎病の症状


○BCG痕の赤み、腫れ→真っ赤に腫れてる
○不定形発疹→脇腹に不定形紅斑(場所や量は問わないそう)
○唇の紅潮とイチゴ舌→唇は赤みと縦の亀裂あり、口の中の赤みはあるもののイチゴ舌はなし
○手のひら、足の裏の赤みと腫れ→手のひらが赤い、腫れは弱め、足の裏は何ともない
○首のリンパの腫れ→あり
○高熱(以前は5日が診断基準だったが現在日数は撤廃されたそう)→39℃の高熱3日目
△白目の充血→この時点ではなし、午後になって白目が血走ってきた

と、ほぼ症状が揃っていると説明された。

👨‍⚕️「川崎病は症状の病気だからね。これだけ揃ってれば川崎病間違いなし!
 今日で熱は3日目か…3日目にしてはずいぶん症状がしっかり出揃ってるね。5日目くらいにならないと揃ってこないことも多いんだけどね。症状の進行が早めかな。

えー!?早めとか不安になるワード……
大丈夫なんだろうか。
しかし先生の説明はどんどん進んでいき、結局聞けないままだった😅

👨‍⚕️「川崎病ってどんな病気かわかる?」

い、いきなりテストきたー!?
これは私が医療従事者と感付いての所業か!?
今までのところに職業バレる会話あったっけ!?
急な口頭試問に焦る私🤣

👩「ぜ、全身の血管に炎症が起こる病気、でしょうか」💦
👨‍⚕️「そうだね!」

良かった、正解でした😃
今ネットで調べてくるママさん多いから説明省いただけなのでしょうが、無駄にドキドキ😵

👨‍⚕️「川崎病が怖いのは、心臓の血管、冠動脈という血管にも炎症が起きるので、そこに瘤ができてしまうこと。これを防ぐにはまずなるべく早く熱を下げてあげる。そのために今日から血液製剤の点滴をします。輸血みたいなものなんだけど、何か宗教ない?大丈夫?」
👩「ないです、大丈夫です。」

神道も仏教もキリスト教も混ざりながら生きてきた良くいる日本人でござる。

👩「あと先生、ちょっと脱水ぽいのと、うんちが白いんですが。あ、さっきうんちしたので今持ってます。」
👨‍⚕️「脱水傾向は母乳飲めてるみたいだし、入院しながら様子見よう。
 うんちが白いのは検査して判断しようか。あ、今出さなくていいよ、あとで看護師さんに渡して」

うんち贈呈は敏感に察して断られた。

👨‍⚕️「じゃあこのまま入院してもらうね。
だいたい10日~2週間くらいの入院になると思うよ。
 ここは付き添いもできるけど、基本お預かり(完全看護)だよ。どうする?付き添いだと1泊あたりでお金けっこう取られるんだよね~😁」
👩「高いんですか🤣 何にせよ上の子もいるので預かって頂きたいと思います。この子には面会で会いに来ます。」

可哀想だし心配だけど…付き添い入院強制じゃなくて良かった~~

このような流れで即入院決定した。

👨‍⚕️「それがいいと思うよ!では、これから処置室で採血等してから病棟に上がってもらうから、詳しい説明はそちらで。看護師さんが呼ぶまで待合室でお待ちください。」

この先生は外来担当なのか病棟でお会いすることはなかったが、サクサク説明して下さって良かった。

12:30 外来処置室で採血、検査

診察後しばらく待合室で待っていると、看護師さんに呼ばれ
「これから採血と点滴の処置をするので、お子さんお預かりしますね。お母さんはこのまま待合室でお待ちください」
と指示された。
そして先ほどの白いうんちのおむつも、ロタとノロの検査をするとのことで無事に回収された。

また、待ち時間に読んでおくようにと入院のしおりを渡された。

このすきにまずは夫に急いで連絡。
『今病院で電話できないから、保育園に電話して欲しい!
長男なつくんの延長保育をお願いして!!』

保育園様々である。
今日は何時に帰れるのか見当もつかないが、上の子は保育園にお願いしておければ一安心だ。

ラインで連絡している間、待合室は私1人で静かなものだったが、処置室からは泣き声は聞こえてこない。泣く元気もないのか、泣いても聞こえない構造なのか。
脱水気味だと血管も取りにくいはず…小児科ナースさん、大変でしょうが宜しくお願いします…っ!

なかなか戻ってこないので入院のしおりを読む。
着替え3セット、タオル、バスタオル、おむつ、歯ブラシ、おもちゃや絵本…全然足りない。
というか充電器しか持ってきてないよ?😅
一度帰宅して取りに戻らなければいけなさそうだ。

読み始めてしばらくしたところで処置室のドアが開いた。
看護師さんの腕に抱かれ戻ってきたふゆくんは、相変わらずぐったりしたままで、手に点滴のルートをつけていた。痛々しい姿に胸がぎゅっとなる。

Ns「ふゆくん頑張りました~。ママに抱っこしてもらいましょうね。
 血液検査の結果は夕方に病棟でお伝えしますね。」

涙の出ない目でこちらを見上げるふゆくんを抱きしめる。いつも爪を立ててしがみついてくる手が弱々しい。

息子と共にいざ病棟へ。

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