【1歳0ヶ月の川崎病】4日目*血液製剤が著効!しかし予防接種ができない体に!?

2020年5月5日火曜日

医療 川崎病

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Day4 入院2日目 点滴が著効するも予防接種が効かない体に!




11:00 面会 見た目の症状は改善


着いたら寝ていた。
排泄表を見ると就寝後も3時間ごとにおむつ交換をしてくれていたが、毎回下痢便が出ていたようだ。
担当Nsから今朝は37.3℃だがまだ解熱したとは言えないとの説明を受けた。
話し声で私が来たことに気づいたようでふゆくんは半分寝ながらおっぱいを飲み、徐々に覚醒してきた。
腕に点滴のルートが着いてるため取らないように写真のような大きなふわふわミトンを着けているのだが、当然これが気になるみたいで取りたい様子。嫌がっているもののゴロゴロしながら見上げるだけで声も出さず泣いてもくれない。まだ泣く元気もない様子。

この時点で見る限り体の紅斑はほぼ消えてるようだ。
BCG痕の腫れと目の血走りは残っている。
両手ともミトンがあるため掌は見えず、掌の赤みは確認できなかった。
目が痒いのか、ミトンした手で擦っている。

昼 薬と昼食

Ns指導のもと、アスピリンを単シロップという甘いシロップに混ぜて飲ませた。ごく少量なのですんなり飲んでくれた。
ご飯はちょっと食べただけ。
おっぱいはしっかり飲んでそのまま昼寝。
私も昼食をとりに一時外出。

15:20 薬剤師から飲み薬の説明

飲み薬のアスピリンが開始になった。これは炎症を抑え、血栓を作らないようにする効果がある。
急性期の現在は1日3回だが、症状が落ち着いてきたら1日1回になり、2ヶ月ほど継続する。
アスピリンを飲んでいる間、インフルエンザか水痘にかかるとライ症候群(急性脳症や肝臓への脂肪沈着が起こり生命の危険のある病気)になる可能性があるため、熱発したらアスピリンを中止して小児科を受診するよう指導された。

15:35 おむつ交換したところ、ついにおしっこのみ。下痢止まったかな?

16:50 小児科医から病状の説明

血液製剤の点滴がよく効いた。
熱は下がってオッケー。
体の紅斑、唇の赤みも消えた。
あとは腕のBCGの痕の赤みだけになった
今日心臓エコーをとっているがそれも異常なし。
胆管の腫れは残っているが、昨日の血液検査で出ている数値から想定される範囲内なので、このまま経過観察。
明日再度血液検査をする予定。

予防接種について

ふゆくんが治療に使ったガンマグロブリン製剤というのは、抗体がぎゅっと詰まった点滴。今ふゆくんの血中には抗体がたくさんあるので、予防接種を打ってもこの抗体に邪魔されて自分で免疫を獲得できなくなっている。そのため予防接種はガンマグロブリン製剤の効果が切れてから行うことになり、不活化ワクチンは3ヶ月、生ワクチンは半年あけなけらばならない
ふゆくんは1歳の予防接種を打つ前に、というか予防接種の予約を入れていた日に川崎病と診断されたので、半年遅れでスケジュールを組むことになった。
もし予防接種を打った直後だったらやはり効果が得られず予防接種の打ち直しになるところだったので、接種前に病気がわかってまだ良かった…

夕食から寝かしつけ

夕寝をしたすきに夕食をかきこんできて、病室に戻ったら起きていたようで、夕飯前のアスピリンは看護婦さんが飲ませてくれていた。夕食は看護婦さんと交代して私が食べさせたが、やはりさほど食べず。もともと食べない子だが本当に数口で終了。
その後おっぱい飲んで寝るかと思いきや急に覚醒し、寝返りを始めた。
今の今までずっとゴロゴロ仰向けであまり動かず寝ているだけだったのに。動く元気が出てきたようなのは良いが、なぜ今!帰り際!?
案の定そのまま面会時間が終了となり、今日はふゆくんが起きた状態で帰宅することになってしまった。ベッド柵を上げたら…泣いた。柵を上げると私がいなくなるというのがわかったみたい。
今日も無言だったのが、ここに来てなんと泣き声も出せるようになったようで涙の別れ。

まだ1歳の子を泣いているのに1人病室に残して出ていくことの何と胸の痛むことか…

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